こんばんは、今夜はレンズのお話です。
はじめに
今回は名称について触れます。
SummicronやSummiluxなどのライカのレンズ名称は開放F値によって決まります。
一部例外もありますが、基本的には焦点距離は関係ありません。
ASPH. アスフェリカル
また、名称にASPH.とつくレンズは非球面レンズ(aspheric lens)を使用しており、光をより理想的な1点に集めることができます。(収差を抑制できる)
APO アポクロマート
赤・青・緑の3波長の色収差を補正したレンズ。
Noctilux ノクティルックス
Noctiluxは開放F値が1.2以下のレンズです。
ライカレンズの中で最も明るいレンズたちです。
現行レンズは下記の通り。
- 50mm F1.2 ASPH.
- 75mm F1.25 ASPH.
- 50mm F0.95 ASPH.
レンズの口径も大きい分、お値段も超弩級です。
Summilux ズミルックス
Summiluxは開放F値が1.4のレンズです。
Noctiluxより使いやすく、取り回しの良いレンズです。
現行レンズは下記の通り。
- 50mm F1.4 ASPH.
- 35mm F1.4
- 35mm F1.4 ASPH.
- 90mm F1.5 ASPH.
- 28mm F1.4 ASPH.
- 21mm F1.4 ASPH.
焦点距離のラインナップが多く、90mmのみF1.5です。
Summicron ズミクロン
Summicronは開放F値が2のレンズです。
非常にコンパクトで写りも良いレンズです。
現行レンズは下記の通りです。
- アポ・ズミクロン 35mm F2 ASPH.
- アポ・ズミクロン 50mm F2 ASPH.
- 50mm F2
- アポ・ズミクロン 90mm F2 ASPH.
- アポ・ズミクロン 75mm F2 ASPH.
- 35mm F2 ASPH.
- 28mm F2 ASPH.
アポクロマートレンズが多いですね
50mmのみASPH.ではないバージョンが存在します。
Elmarit エルマリート
Elmaritは開放F値が2.8のレンズです。
現行レンズは下記の通りです。
- 28mm F2.8 ASPH.
28mmは5世代目の長命レンズです。
販売は終了していますが、21mm, 24mm, 90mm, 135mmもあります。
Elmar エルマー
Elmarは開放F値3.4以上のレンズです。
現行レンズは下記の通り。
- マクロ・エルマー 90mm F4
- トリ・エルマー 16-18-21mm F4 ASPH.
- スーパー・エルマー 21mm F3.4 ASPH.
最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロの90mm、3つの焦点距離を備えるトリエルマー、超広角のスーパーエルマーがあります。
番外編
現行のレンズの中には、上記のどれにも属さない名称のレンズがあるので紹介します。
Summaron ズマロン
・ズマロン 28mm F5.6
ストリートスナップ向けの超コンパクトレンズです。
スクリューLマウントの通称赤ズマロンの復刻版です。
TELYT テリート
・アポ・テリート 135mm F3.4
僕はこの記事を書くまで、テリートの存在知らず聞いたこともありませんでした。
レンジファインダーではとてもピントを合わせにくい135mmです。
さいごに
今回はライカの現行レンズについてまとめてみました。
ライカは開放F値によって名称がかわるので、覚えてしまえば名称だけでイメージがつかめるようになります。
この機会にぜひ覚えてみてはいかがでしょうか。
ではまたー
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